トリカゴ


カンボジア - アンコール遺跡#1


宗教の融合

アンコールワット
 朝のアンコールワット

アンコール遺跡をはじめとする、一連のクメール遺跡はクメール王朝による建造物です。クメール王朝とは現在のカンボジアの元となった国のこと。クメール王朝では、土着の信仰とヒンズー教、仏教の混じりあった宗教が信仰されていました。混じりあった宗教っていうのがいかにも東南アジアっぽい。

クメール王朝以前の人々も精霊信仰や地霊や守り神などの土着の信仰を持っていました。その信仰は、信仰の対象となるものに対して間口が広かったため、インドから到来した神々が自然と人々に受け入れられたのです。長い年月をかけて異なる宗教の神が融合し、土着の神と同じように崇められるようになったそうです。

日本人であれば仏教については少し知っていると思いますが、ヒンズー教のことはほとんど知らないのではないでしょうか。ヒンズー教は、インドのバラモン教から多くの特徴を引き継いだ多神教です。またヒンズー教には輪廻や解脱といった独特な概念があります。世界を造った創造神ブラフマーと、その世界を維持するビシュヌ神、世界の寿命が尽きたときにすべてを破壊をする破壊神シヴァの三神が中心となる最高神。で、この三神が一つになると宇宙の最高真理になるらしい。

アンコールワットの物売り
 物売りの男の子。

信者の信仰の対象はこの三最高神だけではありません。例えば、ビシュヌ神は乗り物として鳥を、シヴァは牛の乗り物を持っていますが、これらも信者には神として扱われ信仰の対象になっています。

遺跡へのアクセス

アンコール遺跡内、移動中
 アンコール遺跡内、移動中

アンコール遺跡があるシェムリアップは広大な田園地帯。この田園地帯の中、アンコール遺跡は半径 10km程の地域にわたって点在しています。遺跡地域は保護区となっており、遺跡に通じる路上数カ所に設けられたチェックポイントにて入場料を払わなければなりません。

入場料は、1日券 US$20、3日券 US$40、1週間券 US$60です。カンボジアの公務員初任給が US$80と言っていましたから、この国の物価から考えればこれはとても高額です。しかし、入場料を徴収されるのは外国人だけで、現地の人には無料。また、17時以降は入場料が無料になります。「翌日の入場券を持っている場合に限り、17時以降の入場料が無料。」等のややこしい説がネットを通じて流れていますが、何も見せなくて良し。私は毎日アンコール遺跡に沈む夕日を見に行ってました。

市内から遺跡までは 10km程あるため、バイクタクシーかトゥクトゥク(写真参照)で移動することになります。レンタルバイクは残念ながら使用できません。外国人のアンコール遺跡内へのレンタルバイクの乗り入れは禁止されているからです。ですので、バイクタクシーやトゥクトゥクを 1日チャーターします。バイクタクシーを1日チャーターした場合は US$6程で、トゥクトゥクの場合は US$8程です。値段交渉の際、相手は確実にぼったくってきます。がんばって値切りましょう。

アンコールワットの夜明けなどを見たい場合は、前日の夕方にドライバーと交渉をすれば大丈夫。夕方ぐらいにそこら辺を流しているドライバーを捕まえて値段交渉して下さい。折り合いがつけば、明日の待ち合わせ場所と時間を伝えて下さい。お金を払うのは次の日で OK。カンボジアはとても暑い国、さらに遺跡めぐり中は日差しがキツイ。日射病などにならないように屋根つきのトゥクトゥクの方をお勧めします。

ドライバーとの金額交渉が苦手な方は、その辺で暇そうにしている日本人に相談しましょう。最近、シェムリアップはバックパッカーの新たな溜まり場になっています。旅慣れていて、しかもシェムリアップにしばらく滞在している人間がゴロゴロいます。彼らに交渉を任せると驚きの低価格をゲットしてくれることでしょう。

ドライバー待機中(アンコールワット)
 ドライバー待機中

全てのドライバーは、アンコール遺跡郡の地図を持っており、その地図にはアンコール遺跡を効率よく回るコースが何通りか書いてあります。自分が何日分の入場券を持っているのかをドライバーに伝えると、一般的なモデルコースを地図上にて教えてくれます。特に行きたい遺跡が無いようであればドライバーに任せてしまっても大丈夫です。

チャーター料金を払っているわけですから、我々が遺跡を回っている間、ドライバーは待機しています。っていうか寝ています。

シヴァリンガ

シヴァリンガ
 シヴァリンガ

ヒンズー教信者は信仰の対象になる神様を各々が決めます。創造神、維持神、破壊神の中だと創造神のブラフマーに人気が集まりそうなものですが、一番人気があるのは破壊神シヴァ。シヴァは破壊を司る神ですが、民間信仰ではそれにとどまらない様々な性格を持っているそうです。舞踊の神とか。日本の漫画や小説などにシヴァ神は頻繁に出てきますが、毎回確実に悪役。人間を滅ぼす悪の親玉として登場し、正義の味方に殺されたり、封印されたり。破壊神シヴァは日本ではこういう扱いですからヒンズー教信者にもさぞ人気がないことだろうと思っていました。ちなみに、日本の七福神の大黒天は、天部と言われる仏教の守護神達の一人で、元々はヒンドゥー教のシヴァの憤怒の化身だそうです。シヴァ神は日本にも馴染みが深い。

シヴァ寺院ではシヴァ神の姿ではなく、シヴァリンガが安置されておりそれが礼拝の対象になっています。リンガとはサンスクリット語で「男根」の意味であり、シヴァの象徴とされているものです。リンガに対するものとしてヨーニがありこれは「女陰」。この 2つがくっ付いたものがシヴァリンガというもので(リンガ・ヨーニの像ともいう)男女の性器の交わりを表しており、ヒンズー教では生命原理の最高のシンボルとされています。まぁ、ぶっちゃけると、信者はシヴァのチンコを拝んでいるといういうことですね。

シヴァリンガは男女の性器の交わりであるということですが、これのどこをどう見ればそうなるのか?調べると簡単な話。「性交しているシヴァを女性器の内側から見ている形」になっているとのこと。しかも、「シヴァ神がカーリーという女性と性交をして現われたのがこの世界で、それが我々の住んでいる世界」ということらしいです。つまり、信者は膣内部からシヴァのチンコを拝んでいるといういうことになる。

シヴァ神が女性と性交をして現われたのがこの世界ならば創造神ブラフマーは何なのか。と思い調べると、「シヴァとカーリーはブラフマーを二様に人格化したものであったという。」という説を見つけました。恐るべきこじ付け。設定ムチャクチャ。

シヴァリンガ
 シヴァリンガ

日本にも、でっかいちんこ神輿を担いで商店街を練り歩くお祭りがあります。「ちんこ祭り」とか「まら祭り」とかのキーワードで調べるとすぐ出てくる。しかしこれらの祭りは子宝成就や、子孫繁栄が主な目的でシヴァリンガとは意味合いが違います。ヒンズー教は日本のそれと比べるともっとマジ。ヒンズー教には石で作られたシヴァのリンガを使って花嫁の処女を奪うことがしきたりとして存在したそうです。神の子供が生まれてくるようにって。うぇー。

ヨーニ
 ヨーニ?

ヨーニ
 ヨーニ

スポンサー








スポンサー

もっこもこパレード「トリカゴ放送」Tシャツ 発売中!

デレッチョ

海外旅行 バックパッカー動画 デレッチョ

スポンサー